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スターターセットの作り方

私がやってるスターターの作り方を紹介します。アニメ1話(だいたい20分くらい)につき3~5時間で全作業が終わります。

 

1.元素材からwavファイルを抽出。

動画ファイルをとりあえずxrecode IIにぶち込む。大抵のファイルが読み込めるスーパーマンです。

試用版では数十秒待たされますが、しばらくすると数字のボタンが出てくるのでそれを押すと問題なく起動できます。

「WAV」にチェックを入れて「開始」。

 

2.ボーカルトリム

セリフは中央、BGMはサイドに置かれることが多いので中央だけ、それも声の音域に近い部分を抽出します。

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使うのはSoundEngine Freeのボーカルトリム。「その他」→「ボーカルカット(音声除去)」

設定は

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女性ボーカルトリムのプリセットからLPFの値をマックスにしただけ。男性ボイスの場合はHPFを150~200くらいにするのが良さげ。

よく使う設定はライブラリー横の「保存」ボタンで名前をつけてプリセットとして保存しておくことをおすすめします。私は画像のように「女性ボーカルトリム+高音そのまま」として保存しています。

 

3.Reaperでカット

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SoundEngineでカットする人も多いですが自分は使い慣れたReaperで切っていきます。

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ショートカットキーの「S」でアイテムの分割が可能です。間違えた場合は近いアイテムを複数選び右クリックのメニューで出る「Heal  splits in items」で分割を修復できます。

あらかじめ、キャラごとにトラック分けしておきましょう。

 

4.レンダリング

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まずは全てのアイテムを選択してフェードイン・アウトを0にしておきましょう。

また、「Choose new file」を押すことでソースを変えることができます。BGMがないシーンのセリフではトリムしていない元のファイルにしたり、女性キャラと男性キャラでボーカルトリムの値を変えたwavファイルを別々に用意し差し替えたりするのもいいでしょう。

後述のノーマライズをここでやっておくのもあり。

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その後トラック(キャラ)のアイテムを全て選択し、右クリックから「Render items as new take」で書き出します。

そうすると元のwavファイルと同じ場所に大量の render ~~. wavファイルが出てくるので、キャラ名でフォルダを作ってまとめて入れておきます。

これをトラック(キャラ)の数だけ繰り返します。

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レンダリングが終わったら、最後に全てのアイテムを選択して「Take」→ 「Take lane 1」にすれば、renderファイルを編集したあとでもReaper上で前通り再生することができます。

 

5.リネーム

フォルダごとに分けたrenderファイルを一個ずつ再生しながらリネームします。用語や人名などをあらかじめ辞書登録しておくと捗るかも。

リネームが終われば完成です。以下は応用なのでやりたい人だけ。

 

応用1.リネームソフトを使ったリネーム

キャラごとにフォルダ分けしましたが、wavファイルにキャラ名をつけたいという場合もあるかと思います。そういうときにはリネームソフトで機械的に。

音MAD制作とは離れるので詳細は書きませんが、私はFlexible Renamerというソフトを使っています。フォルダ名を加えたり、連番を加えたり、逆に削除したり単語を置き換えたりと便利です。

 

応用2.ノーマライズ

ノーマライズとは、各アイテムの最大音量を均一化する(0dbに合わせる)ことです。音MADを作るときにReaper上でもできるのでやらなくてもいいです。なお、Reaperではアイテムを選択し、Shift とCtrl を押しながらNでノーマライズできます。前述のようにレンダリング前に全てのアイテムにやっておくのもあり。

使うソフトはSound Engine Free。xrecode IIのほうが楽にできそうなのですが、私の場合何故か音割れしちゃいました。

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やり方は「スクリプト」→「ノーマライズ一括処理」を選んで入力フォルダと出力フォルダを指定するだけ。サブフォルダを探索してくれないようなのがちょっと手間ですかね。

 

応用3.16bit化

16bit化とは、wavファイルを16bitにすることです(そのまんま)。出力されるrenderファイルはReaperの設定をいじってなければ多分24bitです。別に24bitでも問題はないんですが、一部のソフトが16bitしか読み込まなかったり、24bitだと容量が大きかったりで自分は16bitにしてます。私が気づく程度の音質の違いはないです。

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16bit化はXrecode IIで。全てのwavファイルを選択してXrecode IIにつっこみます。

「WAV」の「設定」で「サンプル当たりのビット」を「16」に(16bit化)。

処理後にファイルが重複するのを防ぐため「ソースをゴミ箱に移動する」「オリジナルをリネームする」にチェックを入れて昔のファイルを捨てます。念のためフォルダをコピーしてバックアップを取っておくといいでしょう。

あとは開始を押して処理するだけ。これで16bit化は終了です。