咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A 第7局「信念」 感想
いよいよ二回戦も決着。なんか今回はいろいろ調べて書いてたら妙に長くなってしまいました。
玄や宥姉は昔からの知り合いだからともかく、憧は灼にもタメ語なんですね。
「あとよろしく」のセリフが悔しさと怒りが混ざってていい感じです。
灼はおばあちゃん子。清澄編では南浦の祖父が登場していましたが、おばあちゃんは初めて。
灼の自室とパジャマ姿は2話と同じ。おばあちゃんは4話でボーリング場の受付から猫を抱きながらポータブルテレビで観戦しているシーンがあります。
「努力する」は憧との会話でも言ってましたが、口癖なんでしょうか。
千里山のキャラはまだ多く語られてないので謎が多いです。そういえば4話で浩子は監督のことを「おばちゃん」と一度呼んでいますが、「根っからの研究者気質」と何か関係があるんですかね。
モブチームと思われた劔谷にも回想シーン。伝統をテーマにした高校なのか、茶道と麻雀を同じ部屋で嗜んでいます。茶室にしては随分開放的。
回想から友香のリーチにつなぐ演出いいですね。
リーチツモタンヤオイーペーコードラ4で東一局から8翻親倍8000オール。一瞬だけ映りますが4巡目リーチ。回想でも東一局で「友香ちゃん早いねー」の満貫和了、優希みたいな速攻タイプなのかもしれませんね。
細かいですが宥姉だけ湯のみ。
EDで前々から話題のボーリング打法。手前から奥の動きであるツモに対しボーリングは奥から前へなので完全に逆モーションですね……。
前回の次回予告のところで1247ピン待ちをワッシャーと紹介しましたが、ちゃんとボウリングのサイトで調べたところ「1番ピンと10番ピンが離れて立っている残りのピン」をワッシャー(あるいはウォッシュアウト)と呼ぶそうです。1・2・4・10番ピンや1・2・4・7・10番ピンといった残り方は全部ワッシャーみたいですね。そしてこの灼の待ち牌も一ニ四七筒待ちで、10を除くとワッシャーになっています。
点数は1300-2600、裏ドラをめくっているのでリーチピンフツモ赤1の20符4翻。四筒和了の高目なら三色とタンヤオがついて跳満12000点でした。
捨て牌を見る限りそんな不可解なところはないですね。
副将戦の結果は以下。
千里山女子:171700(+2500)
劔谷:95400(+23200)
阿知賀女子:91800(+4400)
越谷女子:41100(-30100)
劔谷の健闘と越谷女子の失点っぷり。灼の最後の和了が四筒なら2位に届いてました。
勝負は大将戦へ。
南三局、越谷女子の面前混一色一通南の6翻跳満に八順目で振り込んで、大ピンチになる穏乃。劔谷との差はわずか100点だったので、ラス親で点差を広げるため突っ張る気持ちは分かりますが……。
一方越谷女子はこの和了で32300点から44300点になるのですが、連荘のない最終局では役満を和了っても準決勝進出はありえません。それならば見逃して緑一色や清一色を狙ったほうが良かった気が……。
針生アナの説明にもありますが、1位の千里山が親なので連荘なしの最終局。2位劔谷が93600点、3位阿知賀女子が81700点で11900点差。劔谷・阿知賀共に子なので、阿知賀はツモか出和了の跳満(12000点)か劔谷直撃の5950・・・6400点以上が必要です。
配牌は悪かったものの高目一索の和了で純全帯么九イーペーコードラ2の6翻跳満手を聴牌。四索和了だと純全帯么九とイーペーコーが消えるのでリーチかけても3翻で裏ドラ3枚(=九筒が裏ドラ)必要という厳しい条件。残り1枚とはいえ一索を待つのは普通ですね。
竜華が和了牌の四索を出したので、同順の一索はフリテンで和了れません。これが最後の1枚の一索なので高目で和了ることは不可能に。竜華もえげつないことしよる……。
「むしろ、何か始まってるぜぇ」
松岡由貴さんの演技も相まってカッコいいですね。
目が燃える演出は咲ではおなじみ。
清澄編の県予選決勝では大将戦になると月光が輝いてましたが、こちらは大将戦オーラスでもまだ夕暮れ。県予選は5~6月頃、全国大会は8月、計算サイトで調べましたが日没の時刻は両方ともだいたい18時30分~19時頃で大差ないようです。開始時間がずれているのか、進行具合が違うのかでしょうかね。
手変わりで一萬ツモならツモ三暗刻ドラ3になる跳満手に。ロンでは三暗刻がつかず役なしで和了れません。
一萬が切られてしまったので今度は七対子ドラ2で6400点。この点数では劔谷に直撃以外では逆転不可能です。リーチかけて裏のれば跳満になるので直撃以外でも逆転可能ですが、七対子は待ちを変えやすいので可能性の低い裏ドラにかけるより直撃を狙うほうが好判断でしょうか。赤がくれば裏なしで跳満になるのでリーチかも。
劔谷安福が穏乃の当たり牌の一筒を掴まされ振り込んでしまいます。上家の竜華が四筒を捨ててるのでスジの一筒は比較的安牌なのですが……。それにしても竜華は穏乃の跳満をフリテンで潰したりと翻弄しますね。
最終得点は
千里山女子:180400(+8700)
阿知賀女子:88100(-3700)
劔谷:87200(-8200)
越谷女子:44300(+3200)
「けどもう・・・あんたらにおめでとうは無しやで!」は4話で竜華が阿知賀の二回戦進出をおめでとうと喜んでたのと繋がりますね。
前回も書きましたが浩子とセーラの間にはやっぱり何かあるんでしょうか。
背景の象とボール?みたいなのは浩子の対局前にもありました。
清澄編でも思いましたが、勝ったチームのおめでとうより負けたチームのかわいそう感のほうがどうしても……。
友香も莉子も一年生なのでこれからの活躍に期待しましょう。
一方回想すらなかった越谷女子。この二人は越谷女子の中で収支プラスだった先鋒の新井ソフィアと大将の八木原景子。ソフィアは強豪揃いの先鋒戦でプラスの結果を残した実力者ですしまた出番があるかも?(声優もランカ・リー役で有名な中島愛さんですし)
麦茶で祝杯。 細かいですが宥姉だけ湯のみ。
憧のセリフはもう制作側わざとやってるんじゃと思わなくもない。
穏乃のうぎぎ顔から照へフェードイン。今回はうまいトランジションが多いですね。
営業モードの照。清澄編3話で一瞬映る雑誌の写真でもVサインしてるので、マスコミの前では愛想いいようです。
麻雀名門校とはいえノリが体育会系超えてもはやヤクザ。
隣にいるのは同じ三年生でレギュラーの弘世菫。清澄編でも20話に登場してました。声優は大御所の斎賀みつきさん、深堀さんと兼任ですね。
タメで話していますし、話の内容からも結構仲いい感じ。
赤土の過去話をしているときに、灼がネクタイをぎゅっとするこの仕草、いいですね。
穏乃の突然の咆号でラーメンを食べに行くことに。タコはねぇよぉ。
何気に珍しいメンバー全員の私服姿……と思いきや穏乃だけはいつものジャージ。
沈んでた雰囲気を天然で吹き飛ばす穏乃はやっぱりチームのムードメイカーなんでしょうね。憧のこの表情が、そういう穏乃の良さに感心している顔に見えます。
赤土と熊倉さんに遭遇。穏乃の野生児設定は目の良さにも表れています。
てか熊倉さん明日宮守女子の試合ですけどこんなところで油売ってていいんですか。
プロ復帰検討の話をうっかり聞いてしまい赤土に疑念を持つ憧とそれに反発する灼。ホテルでのシーンでもそうでしたが、灼は本人のいない場所(いるときでの描写はありませんが)では赤土のことを相変わらず「ハルちゃん」って呼ぶんですね。
みんな大好きステルスモモの登場。真夏に現れるとまさにお化けですね。
ここで玄が宥と勘違いしたのは、「おもち」をお持ちなのは阿知賀だと宥姉くらいだから。
憧の記憶能力もさすが。人のこと指差すのは宥姉の勧誘のときもやってましたが穏乃のくせなんでしょうか。
ボーリング用語調べてて思い出しましたが、ボーリングじゃなくてボウリングですよね……。
次回は鶴賀・風越と阿知賀の修行みたいな。清澄編ファンへのサービス?
最初にちらっと映ったのは荒川憩でしょうか。個人的にはこっちも気になる。
会話は穏乃の服装ネタ。今回も私服シーンがありましたが、次回は全編私服姿ということですかね。
提供は越谷女子の宇津木玉子。このシーン、何気に背景も手描き風にアレンジされています。
エンドカードは穏乃。いつもの流れだとモモかワハハの前作キャラかと思ったんですが。